レストランカフェ オリヴァス

お昼は道の駅内のレストランに入った。チリンドロンライスという謎メニューとかなり迷ったが、少し高かったのでピザにした。
美味しかったけど、野菜やソーセージは上に乗っかっているだけなので、かなり食べづらかった。
小豆島産オリーブオイルがかかっていると書いてあったが、オリーブオイルってあまり馴染みがないので、オリーブの味がしているのかどうかよく分からなかった😅。
ここは少し張り込んでチリンドロンライスにした方が良かったかも。あとで調べて見るとスペインの郷土料理らしい。気になる。
ハーブガーデン

園内ではオリーブだけでなく、ハーブガーデンもあって約120種類のハーブも栽培されている。

ハーブも地中海性気候でしか育たない種類があるので、小豆島でしか栽培出来ないハーブもあるかも。

オリーブの苗も売られている。買って持ち帰ったところで、高温多湿な日本でどうやって育てるんやろ?
エリエストローダ

またまたギリシャローマっぽいところを発見。石畳の円形スペースが広がっている奥に石の女神像が立っている。
この場所はエリエストローダ(ギリシャ語でオリーブの輪)といって、不思議な仕掛けしてある。
石畳の中心に立ち女神像に向かって話すと、不思議なことに声が反響してくるのだ。
どういう理屈でこんな現象が起こるのか、調べても全く分からなかった。
グーチョキパン屋

どこで聞いたことがあるこの店の名前は、映画「魔女の宅急便」の主人公がお世話になったパン屋さん。
何故、ここに魔女の宅急便のパン屋があるのかというと。実写映画「魔女の宅急便」のロケ地として小豆島が選ばれたのだ。
その時のグーチョキパン屋のロケセットが、オリーブ公園の雰囲気に合っているということで移築され保存されている。
ハーブガーデンに囲まれ、白壁を基調とした洋風建築は地中海を思わせるオリーブ公園によく似合っている。
因みにギリシャの建物の多くが白い理由は
- 壁を塗る素材である石灰が地中海沿岸に豊富で安く手に入ること(日本では漆喰と呼ばれている)。
- 石灰には湿度調節機能があり、ギリシャの夏は日差しが強いため、家に石灰を塗ることで室温の上昇を抑えている。
- ギリシャは水源が少なく雨水を生活用水として利用しており、石灰には除菌作用があり雨水の除菌を行なう事が出来る。
- 石灰は非常に燃えにくいので、火事を防ぐ効果がある。
日本でも白壁で有名な倉敷の建物などに漆喰が使われている。
しかし、日本では漆喰は高価なため、豊かな商人の倉庫や、戦火から守る必要がある城郭などに限られる。

店内は驚きで、マジでアニメのグーチョキパン屋みたいになっている。
実写版はまだ見たことがないので、見たくなってきた。
現在は雑貨屋コリコとして営業しており、ハンドメイド雑貨やハーブティーが売られている。
ギリシャ風車

外国の雰囲気をモチーフにしたよくあるテーマパーク以上に、ガチでギリシャ感が満載の小豆島オリーブ公園。
そのシンボルがギリシャ風車。小豆島はギリシャのミロス島と姉妹島提携を結んでおり、友好の証として1992年(平成4年)に作られた。
ここは人気フォトスポットになっていて、多くの観光客がオリーブ記念館で借りたほうきにまたがってジャンプしていた。ベストタイミングで撮ると、魔女の宅急便のキキの様に空を飛んでいる写真が出来る。
ちなみにミロス島には、ギリシャ-日本友好庭園が作られている。
それぞれの島では使節団や学生などの文化交流が行われていて、そこらのテーマパークとは本気度が違うのだ。

海側から見たギリシャ風車。こちら側から見ると、小豆島とミロス島の決定的な違いがよく分かる。
小豆島は地中海性気候に似ているとはいえ、やはり温帯モンスーン気候の日本。
風車以外全て緑で覆われて、風車の白が木々の緑に圧迫されている様。

それに対してミロス島はマジの地中海性気候なので、緑が少なく岩肌がゴツゴツした風景になっている。
実際、ヨーロッパの人が日本の山を見ると、「山というより、木の塊が盛り上がっている様に見える」という感想を抱くらしい。
オリーブソフト

ピザだけは食い足りないので、オリーブ記念館にあるカフェコーナーでオリーブソフトを購入した。
オリーブオイルではなく、オリーブの葉の粉末を使ったご当地ソフトであるそう。だから緑色なんやねー。
味は葉っぱを使っているためか、ハーブっぽい風味がしてさわやかな感じ。っていうかオリーブって葉っぱも食べられるんや。
次は小豆島オリーブ園の方へ行ってみた。

オリーブ畑を進む脇道を歩いていると、ミロス島の様な家を見つけた。
どうも気付かないうちに、外に出てしまっていた様だ。園外でもミロス島を彷彿させる雰囲気になっているとは驚き。
おそらくこの辺りは個人宅が点在しているので、道の駅でも小豆島オリーブ園でもないエリアだと思う。

一般的な路地に、白い家とオリーブ畑があるだけで外国の様に見える。
左の建物は「くすの木とオリーブの森keⅰ」というペンションになっていて、樹齢数百年の巨大クスノキとオリーブ畑に囲まれた雰囲気は素晴らしいそう。
人の行かない場所を通って意外な発見があった時が一番楽しい。
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