八幡さん公園~大王埼灯台
筆者の様な観光地でないところでも脳内で観光地に変換出来る変態ではない一般の方々にとって、波切の観光と言えば大王埼灯台。
ここから大王埼灯台まで路地の様なお土産物屋街が続いている。
路地にはこれでもかというほど真珠店が立ち並んでいる。
筆者の甲斐性では近寄ることさえおこがましい真珠店ロードを、店員さんと目が合わない様に通り過ぎた。
八幡さん公園(波切城跡)
坂道を登り商店街の抜けると、右手に高台が見えてくる。
高台の上が公園になっており、そこには見渡す限り太平洋の絶景が広がっている。
180度以上に広がる絶景を一枚の写真で表現しようと、パノラマモードで撮影してみた。
筆者の携帯はかなり型遅れのiPhone11だが、なかなかイイ感じに撮れたのでは。
ただ体を回転させて撮影したので、自分の左右にある景色が全て正面にある様になってしまった。
八幡さん公園には誰なのかよく分からない絵描きの銅像があった。
大王町波切は独特な町並みに風光明媚な絶景があって、昔から多くの絵描きを魅了してきた。
今回の町巡りでは見かけなかったが、プロアマ問わず多くの画家が訪れ、美大生や美術部の合宿地にもなっているとのこと。
絵描きの町大王の象徴として、特に絶景が広がっている八幡さん公園に絵描きの銅像が設置された。
八幡さん公園は筆者の様に絵心がなく、三度の飯より歴史好きな人間にとってもお楽しみスポットある。
海賊大名として有名な九鬼氏の波切城跡が実はこの場所なのである。波切城は南北朝時代に九鬼隆良によって築かれた。
九鬼氏は元々、三重県尾鷲市九鬼が本貫の地で九鬼隆良の時に勢力を志摩の方へ伸ばしてきた。
上の八幡さん公園が波切城の主郭で、この石垣が当時のものかは不明だが、城跡っぽい雰囲気が感じられる。
お土産物店街の裏側は廃墟の様な雰囲気になっている。
ここの辺りは草むしていて、石垣には苔も生えていてかなり古い感じがする。
大王埼灯台
八幡さん公園から先へ進むと、再び狭い路地になってお土産物屋が並んでいる。
ここは石垣と言うより、生の岩肌を削って道を通した感じ。
途中で岩肌から石垣になっている。自然の岩肌と人工の石垣を組み合わせ、風浪から守っている。
岩肌には真珠店の看板があって波切ならではって感じ。
しかし看板には恐ろしいことが書いてある。「買ってね!ほしがってね!」
可愛い彼女にねだられて、財布の紐が緩くなる男性心理をついた巧みなPR。しかし筆者は毅然とこう言い放つ「だが断る」。
路地を抜けると、ポップなアートがお出迎え。
明治、大正になり、船の数が多くなるとますます大王埼沖での難破は多くなっていた。
そこで昭和2年に大王埼灯台が完成した。
この灯台は上まで登ることが出来るようになっている。
これは前日にきた写真で、この時は営業時間が過ぎてしまい門は固く閉ざされていた。
宿屋で1泊し、再び大王埼灯台、略して大灯台を攻略すべく戻って来た。
灯台守と思われれるとうだいタイガーを発見。
大灯台の横にある大王埼灯台ミュージアム。
入館料は灯台とセットとなっており、まずこちらから入ることにした。
館内はこんな感じ。
頑張ってパネルを熟読しようとしたが、専門的理系ワードに脳みそが置いてけぼりなったので、周りのファミリーや陽キャカップルに見習ってここはサラッと流すことにした。
灯台初心者の盆地人にとってここは上級過ぎたかもしれない。
館内にある、波切の絵描きギャラリー。
写真で撮るのと絵で見るのとでは、どこか雰囲気が違って見える。
メインの大灯台にいざ登頂!
内部へ入ると、いきなり謎のキャラクターが現れた。どうやら敵ではなく、ここの守り人の様だ。
これは全国の灯台を擬人化した「燈の守り人」というもので、灯台の魅力を伝え観光誘致につなげる取り組みらしい。
艦これ、刀剣乱舞、ウマ娘等は知っていたが、まさか灯台までとは。よく思い出すと温泉には温泉むすめがあったし、城には御城プロジェクトがあったな。
個人的にはこういう取り組みは嫌いではない。いやむしろ好きまである。トランクスの声で灯台の解説をしてくれー。
展望台からは絶景の景色が。よく広がる海の景色を見ると地球の丸さを実感するというが、全く分からない。
実感するのは多湿で陰湿な盆地とは正反対の爽やかな海の景色を見ていると、まるで自分の心が広くなったような感じがした。
下を見ると意外な新情報が。しかしほぼ使うことはなさそうだ。
そもそも110番や119番も電話したことがない。
今回は自転車で志摩半島サイクリングの途中だったので、引き続き志摩半島の西の先っちょを目指し、大王町波切を後にした。
大王町波切 全国マップ
大王埼波切へのアクセス
公共交通機関🚃
近鉄鵜方駅から御座港行きバス約20分、「大王崎灯台」又は「波切」下車。
三重交通公式ホームページへ
車🚗
第二伊勢道路白木ICから国道167号・260号経由で約35分。
長文でしたが最後までお読みいただきありがとうございました!
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