白浜美術館・歓喜神社

白浜にはもう一ヶ所、面白そうな神社があったので行ってみた。
神社は美術館とセットになっていて、入るのに入館料が必要。
美術館の方は、ラマ教や密教、ヒンズー教などのインド・チベット系の仏像の展示がされていた。
そういうと地味な美術館だと思ってしまうが、隣の歓喜神社が夫婦和合や子宝のご利益の神社ってことから、仏像も絵も男女の営み♥がテーマになっていた(*ノωノ)
特に神社の方では衝撃的なモノを見つけてしまった!

美術館の横に道を行くと鳥居が見えてくる。
歓喜神社の正式名称は阪田神社。日本で最初の夫婦、伊邪那岐命と伊邪那美命を祀っている。
創建は1300年以上前で、神社に社殿を建てる習慣が無かった時代の祭祀遺跡を御神体としている。

鳥居をくぐるとすぐ、左側に本殿があった。神社は阪田山という小さな山の麓に建てられており、本殿は斜面上に作られている。
熊野三所神社と同じく、太古の昔は、社殿が無く御神体である巨大な磐座が祀られていた。
遠い昔、大津波によって長い間埋もれてしまっていたが、1955(昭和30)年に大阪学芸大学の考古学者「鳥越氏」によって発掘された。全国的に珍しい完全な姿で祭壇遺跡の発見であったらしい。
白浜観光で、まさか古代の歴史に触れられるとは思ってもみなかった。来るたびに新しい発見があって、ほんまに奥深い観光地。
ちなみに、本殿の前まで上れるようになっていて、本殿内の磐座を見ることが出来る。
その途中に奉納殿とかかれた社殿があり、中を見てみると、驚きのモノが祀られていた。

色んな意味でストレート過ぎるー!
美術館もなかなかエロスに満ち溢れていたけど、超ど直球に子宝成就に欠かせないものが祀られていた!
黒光りする高級そうな木で作られていて、根元から先っちょまでマジでリアル。
しかし、子宝成就に欠かせない相方がいないなー(笑)。

本殿内には1300年前の磐座が祀られている。磐座には太古の昔に万物の根源たる陰と陽が刻まれていると、案内板に説明がされていた。
何のこっちゃとよく見てみると、陰と陽の意味がよく分かった。
男女のシンボルが、結構リアルに刻まれていた。
さて、見どころは全部見たので、外へ出ようとすると、最後にとどめが待っていた。

注連縄で囲まれた神域に、注連縄がされた男女のシンボルが丁重に祀られている。こうしてあると卑猥さよりも、神聖さを感じてしまう。っていうか、そもそも卑猥なものって思う方がおかしい。
現代は性を意識させるものを殊更隠す傾向にあるが、子作りが大切だった古代は、性に対してオープンだった。人口減少に悩む現代日本にこそ、重要な神社ではないだろうか。
取り敢えずお参りして、日本中のカップルに縁結び、子宝成就がなるようにお願いした。お前はどやないねんと言われそうだが、筆者はこういう事から縁遠い存在なので(笑)。
そろそろ帰りの電車の出発時間が迫ってきたので、最後はお土産を買って帰路に着こうと思う。
とれとれ市場

とれとれ市場は西日本最大級の海鮮マーケット。白浜のみならず和歌山の名物ならなんでも揃っていて、食事も出来、温泉も併設されている超万能マーケット。
白浜駅からそこそこ近いのもベストポイント。

店内はめっちゃ広い!
ここは海産物系コーナー。お土産屋っていうより、ガチの魚市場っぽい感じ。
以前来た時は昼時で、マグロの解体ショーをやっていた。職人さんが切り分けながら部位の説明をしてくれて、解体が終わったら、その場ですぐに買うことが出来る様になっていた。

今回のお土産は、和歌山名物でかつ夏でも日持ちする梅を選んだ。中でもこの「はちみつ梅」ってのが評判がよかったので購入した。
甘味と酸味のバランスがよくて、ご飯のお供でもいいけど、おやつ感覚でそのままパクパクと食べてしまえる美味しさ。
この後は、また汗をかいてしまったので、隣にある温泉へ。温泉施設は「とれとれの湯」と「とれとれ カタタの湯」の2箇所あった。
「とれとれの湯」はスーパー銭湯タイプで、複数の温泉があり景観も抜群に良いらしい。
「とれとれ カタタの湯」は内湯と露天風呂だけのコンパクトなお風呂屋さん。料金はカタタの湯の方がリーズナブル。
今回は、帰る前にひとっ風呂浸かりたいだけなので、カタタの湯を選んだ。風呂の数は2つだけだが、湯舟は十分に広く泉質も素晴らしかったので、言うことなし。
スッキリして駅へ向かう前に、前に来た時に買うことが出来なかったある物を買いにいった。

「紀州鮨 はま乃」はさんま寿司で有名なお店。
さんま寿司は白浜を含む南紀地方の名物で、どうしても食べたくて今回リベンジしにきた。筆者は青魚に目がないのだ。
今回は予約をしておいたので、確実に購入することが出来た。帰りの電車の中で食べるのが楽しみ。

特急くろしおに乗り込み早速、開封。お茶も購入済みで、座席はお寿司屋さんに早変わり。
めっちゃ美味い。酸っぱい酢飯と脂がのったサンマの相性が良すぎる。同じ青魚の鯖寿司に似ているけど、鯖よりもあっさりしていて、クセがあまりない。サンマ寿司のほうが万人向けな感じ。
車窓に見え隠れする大海原を見ながら、お寿司に舌鼓をうつ。白浜旅行の素晴らしい締めとなった。
最後までお読みいただきありがとうございました!
白浜 Googleマップ
白浜へのアクセス
公共交通機関🚃🚌
特急くろしお「白浜」下車。新大阪から約2時間10分、天王寺から約1時間50分。
白浜駅から白良浜・温泉街までバスで約10~15分。
車🚗
阪和自動車道「南紀白浜IC」から白良浜・温泉街まで約10分。
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