有松歴史観光 有松絞りを生み出した江戸時代の工業都市を巡る

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山車会館

有松 山車倉庫
山車倉庫

古い歴史を持つ町巡りをしていると、山車の倉庫をよく見かけます。

祭りの壮麗さはその町の繁栄度を示す一端となっており、山車や神輿を華麗に飾り立て隣の町と競い合います。

有松山車祭りは江戸時代から続いていて、有松の氏神である有松天満社の祭礼となっています

有松の山車は全部で3輌(布袋車、唐子車、神功皇后車)あり、ここで観覧が出来るようになっていました

有松 山車
布袋車

3輌全部が見られるわけでは無く、一年交代で展示されているとのこと。

布袋車は特に歴史がある山車で、1675年に名古屋の若宮祭に参加していた山車を購入したらしいです。

有松 山車
布袋車

上から見ることも出来るようになっています。

有松の山車はからくり人形が特徴になっていて、ビデオで動いてる姿を見ることが出来ました。特に驚いたのが、旗に掲げられている文字で、文字書き唐子が書いたもの。筆者より字が美味いやん!

巡幸するときは、犀を持ったの犀振り童子が指揮者みたいに犀を振っていました。その姿がめっちゃ可愛いかったです。

最後に有松の氏神である有松天満社にお参りをして、今回の町巡りの締めとしたいと思います。

ダーシェンカ・蔵

旧絞り問屋 神半邸
旧絞り問屋 神半邸

神社への道すがら、昔の絞り問屋を改装した飲食店を見つけた。

蔵の横の狭い入口には「おいしいパンあるよ」の文字が。そんなことを言われたら、入るしかないでしょう。

旧絞り問屋 神半邸

奥がパン屋さんの「ダーシェンカ・蔵」。途中の靴を脱いで上がるところは、「日本料理やまと」になっています。

こういう伝統建築でやっているパン屋さんって、自家製パンで美味しいって相場が決まってるんですよ。

サンドイッチとガーリックのフランスパンを購入しました。

ダーシェンカ・蔵
ダーシェンカ・蔵

蔵を改造した店内飲食スペース。ここでサンドイッチを食べて、フランスパンは後で食べることに。

石窯で焼いているらしく、モチモチした食感でめっちゃ美味しかった。やっぱ、こういうところのパン屋さんってハズレ無しやわ。

ダーシェンカ・蔵 食べログサイトへ

有松天満社

有松天満宮
有松天満社 参道

町の西側の入口まで戻ってきました。付近には祇園寺というお寺があり、その隣に神社の参道が奥の森に向かって伸びています。元々は祇園寺の境内にあったそう。

社号標には「文章嶺天満宮」とある。なんやその神社名は? 初めて聞いたな。

江戸中期頃、有松天満社を現在の場所に移転する際、数千人から捧げられた詩や文章を埋葬したことから文章嶺(ぶんしょうのみね)と呼ばれるようになったとのこと。

菅原道真は晩年は不遇でしたが、学問の神様として神格化され江戸時代に全国に広まったことで、日本人の学問向上に大きな影響を与えています。天満宮への信仰は「学ぶことは尊い」という価値観を生み出しました。

有松天満社
有松天満社 三の鳥居

参道を進むと藍染川に向かって坂を下り、名鉄と川を渡ると2つの鳥居が見えてきます。

社殿は山上にあり、三の鳥居から山登りが始まります。冒頭でも言いましたが、かつては有松の周りは鬱蒼とした丘陵地帯でした。

今は周りの丘陵地帯も開発され住宅地になっていますが、この付近だけは神社の社叢として森が残っています。

有松天満社
有松天満社 五の鳥居

最後の五の鳥居の手前には、広場の様になっていました。筆者が訪れた時は、ボーイスカウトの皆さんが何かの活動をしていました。

この先の勾配は更に急になっています。

有松天満社
有松天満社 社殿

細やかな彫刻がされている唐破風が印象的な社殿。

有松絞りが大繁盛した1824(文政7)年に建立され、有松の産土神として絞り商からの信仰を集めています。

有松天満社
有松天満社 鷽鳥

社殿の横には、奇妙なモニュメントが置かれていました。

これは鷽鳥(うそどり)を表しているらしく、菅原道真の愛鳥だったとのこと。各地の天満宮では鷽鳥の木彫りお守りをを購入し一年毎に交換する風習がある様。

地元京都の北野天満宮には何度も参拝してるのに、初めて知ったぞ。京都に帰ったら行ってみよ。

この後は多少の時間が余ったので、少しだけ桶狭間の戦いに参加してきました。さっき買ったフランスパンを食べながら、今川義元公に京の都で待ってますと伝えて帰洛しました(笑)

有松 町巡りGoogleマップ

有松へのアクセス

公共交通機関🚃🚌
名古屋から名鉄準急で約20分、有松駅下車。

車🚗
名古屋第二環状自動車道「有松IC」から約1分

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この記事を書いた人

著者;どらきち。平安京在住の地理、歴史マニア。 畿内、及びその近辺が主な活動範囲。たまに遠出もする。ブラタモリや司馬遼太郎の「街道をゆく」みたいな旅ブログを目指して奮闘中。

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