二川宿歴史観光 本陣・旅籠屋・商屋の3拍子揃った超レアな宿場町

以前から筆者は、東海道を京都から東京まで歩いて目指す旅にチャレンジしています(今は浜松で途中セーブ中)。

旅の魅力はやはり宿場町。宿場ごとに個性があって、当時の雰囲気の残り方も違っています。

三重県の関宿や愛知県の有松は重伝建地区となっていて、その町並みは別格です。

その2ヶ所ほどでなくても、意外な魅力を持っていると印象に残り、また訪れてじっくりと巡りたいと思った宿場もありました。

その中の一つが二川宿です。

全く着目しておらず、着いたときは驚かされました。 広大な本陣、その横には旅籠屋、更に豪商屋敷まで現存しており、どれも見学可能になっていました。二川宿は日本で唯一、本陣・旅籠屋・豪商屋敷の3つを見学出来る宿場となっていました。

後で知りましたが、2015年に草津宿の呼びかけで東海道57次の宿場町人気投票「TKD57総選挙」が行われました。堂々の1位・センターを獲得したのは二川宿でした!(2位は枚方宿、3位は草津宿)

今回は、東海道33番目の宿場町、二川宿の町歩きをしてきました。

二川宿、3つの魅力

  • 観光地化され過ぎていない静かな宿場町の町並み
  • 日本で唯一、現存本陣・旅籠屋・豪商屋敷が揃い踏み
  • 三河のシンボル、東海道一の立ち仏と評された岩屋観音
目次

二川宿ってどこ?

二川宿は愛知県豊橋市にある宿場町。愛知県の宿場では最東端に位置し、江戸方面に行くと東海道本線と別れて静岡県に入り、遠州灘を望む潮見坂手前の白須賀宿に至ります。

二川駅

二川駅
二川駅

行こうと思えばいつでも行けると思っていると、18切符が改悪されてしまったことで、二川宿の様な関西から18切符1泊旅行に丁度良いところに行きづらくなってしまいました。

そのため、各鉄道会社が発売している切符を活用しなくてはなりません。そこで、JR東海から冬季限定でJR東海全線が2日間乗り放題となる「冬の乗り放題きっぷ」が発売されているのを見つけました。

この切符の注意点としては、新幹線を使い米原~熱海の間の駅で降りる必要があります(乗車駅はどこでもOK)。

京都から米原まで新幹線を使い、在来線で二川へ。早朝は新快速がまだ走っていないので、ちょうどいい時短になりました。

二川宿案内板

旧東海道は駅前を横切っていて、この付近では旧東海道、東海道本線、東海道新幹線のトリプル東海道が仲良く並走しています。江戸、明治、昭和と交通の発達を見ている様です。

宿場は駅から少し東へ行ったところにあります。今回は折り畳み自転車は持ってきていないので、歩いて向かいます。

二川宿

西見附から本陣資料館へ

東海道 二川宿

駅から1分ほど歩くと、2車線あった東海道が1車線になってしまいました。幅員減少です。

宿場町で幅員が変わる箇所は怪しいです。この後で訪れる本陣資料館にあった地図で確認すると、やはりここが西見附でした。

見附とは、町の入口に設けられた見張り所です。今で言うと検問所の様なものです。

道の両側に石垣で固めた土居を作り、上には柵をしてありました。本陣資料館に再現されていました。

東海道 二川宿

町並みは関宿や有松ほど伝統的な町屋が残っているわけではありませんが、町の商店には二に〇が描かれた店頭幕が掲げられていました。これがあるだけでも、宿場町って感じがしてきます。

本来は店の屋号などを掲げていたと思いますが、宿場町の一体感が出てる感じがして好きです。

二川宿 枡形

古い町屋の先には、道が鍵の様に曲がっている枡形があります。

枡形も見附も、元々は城の防御力を高めるために発展したものでした。平和になった江戸時代の宿場町にも、それらが設けられているのは、宿場町が一種の軍事施設でもあったからです。

戦国時代を含めた室町時代は、日本中が今の中南米の様に治安がヤバかったため、よそ者に対する警戒心はハンパではありません。

江戸時代になり戦乱が収まったからといって、そう簡単に警戒を解くわけにはいかなかったのだと思います。「No more 戦国時代」、それが江戸幕府のマニュフェストってところでしょうか。

東海道 二川宿

2階が高く江戸時代ではないですが、犬矢来や格子戸がついていて大正か昭和あたりの建築でしょうか。

不思議な事に、1階の看板には「旅籠屋伊勢屋」とあり、2階には「春田屋 教科書販売店」とあります。訳が分からない。

当時この場所に「旅籠屋伊勢屋」があった様で、 当時の旅籠屋の屋号が町の随所に掲げられていました。

御菓子司 中原屋

二川宿 中原屋
二川宿 中原屋

桝形の角には高札場跡と歴史のありそうなお菓子屋さんがありました。

中原屋さんは1918(大正8)年の創業。100年を超える老舗和菓子屋さん。

笹の葉に包まれた「笹麩もち」が人気らしいので2つ購入しました。あと、最中の生地の餡が別々になって食べる時に合わせる「茜もなか」も購入。

江戸時代の人ではないですが、旅には甘いものが必須です。疲れた時のHP回復にとっておきます。

中原屋 公式ホームページへ

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この記事を書いた人

著者;どらきち。平安京在住の地理、歴史マニア。 畿内、及びその近辺が主な活動範囲。たまに遠出もする。ブラタモリや司馬遼太郎の「街道をゆく」みたいな旅ブログを目指して奮闘中。

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